賃貸のQ&A
- お部屋を契約するときは何を準備すればいいですか?
- 一般的に次の8つが必要です。「入居者全員の住民票」「本人の印鑑証明」「本人の印鑑」「本人の身分証明書」「所得証明書」「連帯保証人(印鑑証明と実印)」「諸費用」「保護者の同意書(未成年の場合)」。これ以外にも入居者全員の顔写真などが必要な場合があります。くわしくは「契約時に必要なもの」をご覧ください。
- いったいいくらぐらいの予算を組めばよいかわかりません。
- 契約時にお支払いいただくのは次の5つです。「仲介手数料」「敷金・礼金」「前家賃」「日割り家賃」「火災保険料」。気をつけなければならないのは、このほかに引越し代や、旧居の家賃も同時に支払いをしなければならないので、ご予算はできるだけ余裕を持ったほうが良いでしょう。くわしくは「お引越しまでの概算費用」で事例をご覧いただけます。
- 契約のとき、火災保険には必ず入らないといけないの?
- 火災保険が必須加入になっている場合はほとんどです。万が一火災はもちろん、水漏れや盗難などの被害を出してしまった、出されてしまった場合、保険に加入していなければ保障されず、修繕費がすべて自己負担になるからです。「任意保険」ではありますが、安心して生活するためにも、必ず保険には加入しましょう。
- 家賃の交渉はできますか?
- 可能です。しかしいきなりの家賃交渉は家主さんの気分を害することが多いので、できるだけ避けたほうが無難です。交渉に成功しても、入居の際にトラブルなどに発展するケースもみられるため、お互いに良いことがありません。
- 保証人がいないのですが...。
- わけあって連帯保証人がいない方の場合、保証会社をたてることでお部屋に入居することができます。その際、保証会社に保証料金を支払う必要があります。保証料は一般的に家賃の30パーセント~50パーセントほど/1~2年というものが多いようです。
- フリーターでも保証会社を通すことができますか?
- 可能です。しかし安定した収入ではないということで、保証会社により審査基準がまちまちです。保証会社を立てる場合は審査が通る場合とそうでない場合があることを予めご了承ください。
- 未成年ですが部屋を借りることはできますか?
- 問題なく借りることができます。ただし、未成年者がお部屋を借りるには、保護者の同意書が必ず必要になります。ただし結婚をしている場合は法的には成人として扱われるので、保護者は必要ありません。
- 入居審査を受ける意味がわかりません。
- 家主さんにとってどんな人が入居するかを把握することは、既存の入居者への配慮も含め当然の義務となっています。新しい入居者はきちんと家賃を払えるのか、性格的に他の入居者と仲良くやれそうか、なにより家主さん本人と良好な関係を築けそうか。借主貸主双方だけでなく、周りの人たちのためにも入居審査は必要なものといえます。
- 入居審査に落ちてしまい、納得がいきません。
- 入居審査に通らなかった場合、以下のことが原因に挙げられます。「収入が少ない」「無職」「旧居で問題を起こしていた」「疾患を抱えている」「虚偽の報告をしていた」などです。家主さんは既存の入居者に対し、安心して暮らせる住まいを提供する義務があるため、問題のある、または可能性のある入居者の入居を拒否することができます。また、これは契約前のことなので、たとえ審査に落とされ納得がいかなくても家主さんを追及することはできません。
- 部屋の鍵をなくしてしまいました。
- すぐに管理会社に連絡しましょう。実費負担にはなりますが鍵を交換する必要があります。万が一拾った人間が悪用するとも限りません。鍵の交換費用は管理会社や家主さんによってまちまちです。
- エアコンが故障したんですが...。
- 最初から設置してあるエアコンは、その部屋の備品なので、家主さんの負担で修理することができます。修理の対象外なのは、借主がつけたエアコン、前の入居者が設置したものを使っていた、借主の過失で壊してしまったなど。夏場や冬場は修理業者が混雑するので、余裕があるならできるだけ早めに管理会社や家主さんに連絡しましょう。
- 家賃の支払いが遅れてしまうんですが、待ってもらうことが可能ですか?
- 可能です。ただし、家賃が遅れる場合は必ず管理会社、または家主さんに連絡を入れましょう。2~3日の遅れの場合は無条件で待ってくれることが多いようですが、家賃の支払いは義務ですので、期日はきちんと守りましょう。
- 退去の際に多額の修繕費を請求されそうで不安です。
- 「うわ~汚いな~」と目を背けるような汚れであっても、敷引きの対象にならないものがあります。テレビ裏や冷蔵庫裏の黒くなってしまった汚れや、年月経過で劣化したものは入居者が修繕する必要はないのでご安心ください。ただし過度の喫煙によるヤニ汚れは、壁紙だけでなく、照明やカーテンレールなども汚染するので、修繕費用請求の対象になる場合があります。
- 敷金から引かれる修繕にはどんなものがありますか?
- 一言で言えば「入居者が過失で壊してしまった、汚してしまったもの」です。例えば壁に穴を開けてしまった。そうとはしらずに壁に釘を打った。ペットが床を汚してしまった。クロスが破けてしまった。といった類のものです。これらは敷引きだけでは足りず、追加で費用を請求されることがありますのでご注意ください。
- お部屋を解約したいのですが...。
- お部屋の解約については、契約書の後ろのほうなどに「解約通知書」というものが付いている場合が多くみられます。郵送するのが一般的ですが、電話連絡でも可能な場合もあります。解約通知は少なくとも1ヶ月以上前にしましょう。
- 単身者用のお部屋に二人で住むことって可能ですか?
- 契約内容で異なります。「可」となっている場合は問題なく生活できますが、「不可」の場合は契約違反になります。トラブルの多い例としては話し声や生活による騒音、室内が汚れる割合が高くなったりします。また光熱費が高くなり、「水道代込み」といった物件の場合、水道料金から発覚してしまい退去を促されてしまう場合もあります。
- 「ペット相談可」ってどの範囲まで?
- お部屋探しでのペットというのは一般的に「小型犬1匹」です。あくまでも小型犬1匹の相談が可能ということなので、猫や鳥、大型犬についてはかなり制限が多くなります。猫の場合は壁や床への傷に臭い、鳥はさえずりによる騒音が懸念されます。小型犬といっても無駄吠えが多いなどのしつけの面で入居の審査に通らないことがあります。
- ヘッドホンを使うので楽器不可の室内でもピアノなどを持ち込んでも大丈夫ですよね?
- 結論から言うと大丈夫ではありません。楽器は騒音の問題だけではなく、「重量」も大きなポイントなってきます。「キーボード」のような片手でも持てる消音機付楽器ならいいかもしれませんが、ピアノやエレクトーンなどの重量のある楽器は、床の損壊の原因にもなるので持ち込み事態が禁止の対象となります。